デジタル化が進む現代のビジネス環境において、新規事業開発やDX推進は多くの企業にとって重要な経営課題となっています。しかし、システム開発には多額の初期投資が必要となり、特に中小企業やスタートアップにとって大きな障壁となっているのが現状です。

株式会社INJUS(インジャス)は、この課題に革新的なアプローチで挑戦しています。同社が開発した「LTAG(エルタグ)」は、LINEミニアプリの開発コストを大幅に削減し、企業の新規事業展開をスピーディに実現する画期的なソリューションとして注目を集めています。

―― 異色の経歴からIT企業経営者へ

INJUS 鹿山代表
INJUS 鹿山代表(画像提供:INJUS)

INJUS代表の鹿山氏の起業への道のりは、一般的なIT企業の創業者とは一線を画します。

「中学生の頃から起業への強い思いがありました。当時放送されていた『マネーの虎』などの番組に影響を受け、『将来は東京でホストとして働いてお金を貯め、そこから起業しよう』という具体的なプランを立てていました」と鹿山氏は振り返ります。

実際に22歳でホストとしてのキャリアをスタートさせた鹿山氏。3年間の経験を経て、25歳で最初の起業にチャレンジします。家庭教師と大学生をマッチングするウェブサービスの立ち上げを試みましたが、プログラミングの知識がない状態での外注開発は、思うような結果を得られませんでした。

「この経験から、本気で起業するならプログラミングスキルは必須だと悟りました」

その後、iPhoneアプリ開発の学習を開始。3年間の努力の末、28歳でINJUSを設立。現在は創業12期目を迎え、LINEミニアプリ開発の専門企業として成長を続けています。

当社の事例として、高知県四万十市の調剤薬局の事例が挙げられます。売上減少に直面していた同社は、子供向けのおもちゃのサブスクリプションレンタルサービスという新規事業を構想。LINEを活用したシステムを開発し、おもちゃの交換管理や決済などの基幹システムを構築しました。

結果として、この新規事業は独立した法人として成長し、地域の主婦4名を雇用するまでに発展。本業とは異なる新たな収益の柱を確立することに成功しました。

INJUS会社概要
INJUS会社概要 (画像提供:INJUS)

―― 市場ニーズから生まれた新しいアプローチ

INJUS代表の鹿山氏は、アプリ開発の現場で起きている問題をこう指摘します。

「新規事業を始める際、多くの企業がすぐにiPhoneアプリの開発を始めようとします。しかし、これは大きなトラブルの元になることがあります。開発費が数千万円規模になることも珍しくなく、その後の広告費用も捻出できずに、事業が立ち行かなくなるケースを数多く見てきました」

この課題を解決するため、同社は従来のアプリ開発とは異なるアプローチを選択。LINEのミニアプリ開発に特化し、独自のパッケージソフトウェア「LTAG」を開発しました。

Lタグとは
Lタグとは(画像提供:INJUS)

―― LTAGがもたらす3つの革新

1. 大幅なコスト削減

従来のアプリ開発では300〜500万円が平均的な開発費用で、大規模なものでは2,000万円を超えることもありました。LTAGを活用することで、同様の機能を持つシステムを半額以下で構築することが可能になります。さらに、カスタマイズを必要としない基本機能の利用であれば、月額980円からスタートすることができます。

2. 開発期間の短縮

従来の開発手法(フルスクラッチ開発)では、要件定義から開発完了まで半年程度かかるのが一般的でした。LTAGは、基本機能が既に実装されたパッケージソフトウェアをベースとしているため、開発期間を大幅に短縮することが可能です。

3. 段階的な機能拡張

LTAGは、以下の3つの利用方法を提供しています:
 - 基本機能のみを利用(月額980円~)
 - パッケージソフトウェアをベースに一部カスタマイズ
 - フルカスタマイズによる独自機能の実装

これにより、事業の成長に合わせて段階的にシステムを拡張していくことが可能です。

現在、LINE公式アカウントは約1,300万アカウントが存在すると言われています。INJUSは、「LINE公式アカウントを作成したら、自動的にLTAGが連携している」という世界観の実現を目指しています。

鹿山氏は、「デジタル化による新規事業展開のハードルを下げ、より多くの企業がチャレンジできる環境を作りたい」と語ります。

Lタグが目指すもの
Lタグが目指すもの(画像提供:INJUS)

―― LTAGの料金プランと活用方法

■基本プラン(月額980円~)

 - LINE公式アカウントの顧客管理機能
 - メッセージ配信機能
 - 基本的なアプリ構築機能(ノーコード対応)
 - 初期費用:10万円(製品版のランク下のプラン「プレビュー環境」の場合、無料)
 - 追加料金:LINEメッセージ配信料金(別途)

■換装モデル(機能による)
 - 基本プランの全機能
 - 業種別テンプレートの活用
 - 軽度なカスタマイズ対応
 - マッチングシステムなどの追加機能
 - 月額保守費用:機能による
 - サーバー利用料:実費

■フルカスタマイズプラン(要相談)
 - 完全オーダーメイド開発
 - 独自機能の実装
 - API連携
 - 基幹システム統合
 - 月額保守費用:案件規模による
 - 従来比:約50-70%のコスト削減が実現可能

LTAGは、以下の特徴を持つ企業に特に有効なソリューションと言えます。
 - 公式LINEを使っている(導入を検討している)
 - 一般消費者向けに商売をしている
 - 新規事業展開を検討している
 - デジタル化による業務効率化を目指している
 - 初期投資を抑えてシステム開発を行いたい
 - 段階的にシステムを拡張していきたい

デジタル化が必須となる現代において、LTAGは中小企業やスタートアップの新規事業展開を支援する強力なツールとなることが期待されます。

なお、LTAGのご利用は以下のアカウントからお申し込み下さい。

アカウント開設:https://preview.ltag.tech/register

サービスサイト:https://lp.ltag.tech

サービス資料:https://lp.ltag.tech/LTAG.pdf

料金改定を行い、初期費用10万円を無料にする「プレビュー環境」をご用意しました。一部機能の制限はあるものの、期間の縛りや条件なく、月額980円~利用可能。
※EC機能をご利用頂くには初期費用の伴う製品版が必要

【会社概要】

– 社名:株式会社INJUS(インジャス)
LINE社がMessaging APIを公開した8年前からこの領域の開発にシフトチェンジし、鉄道会社やゼネコン、物流大手など、顧客の個別要望に応じてLINE連携ツールをフルスクラッチ開発。最近では地方自治体と連携し、主婦や高校生にLINEマーケティングやLタグを用いたミニアプリの開発講座を提供。
INJUS 鹿山代表
– 代表:鹿山 瞬
– 設立:2013年1月(12期目)
– 事業内容:LINEのAPIを使った公式LINEおよびミニアプリのシステム開発
–  Webサイト: https://injus.co.jp

【お問い合わせ先】
お問い合わせ:webmaster@injus.co.jp