株式会社アルケ通信社×BigLife21 動画
株式会社アルケ通信社×BigLife21
◆インタビュアー:加藤俊 /文:野村美穂
写真左より、佐藤博之氏(専務取締役)、加藤遥氏(営業本部・営業企画部)、冨永広純氏(営業本部・営業企画部課長代理)
今回のゲストは、2014年9月号で「 不動産専門の広告代理店として「学び」と「模索」の28年」という記事で紹介した、東京都目黒区で不動産業界に特化した広告代理店を営む株式会社アルケ通信社。28年前の創業時から不動産広告においてメインだった新聞折込広告で活躍してきたが、新聞購読率が衰退してきた近年はダイレクトメールを主力に「お客様のマーケティング支援」を行う。今回はそのアルケ通信社の、佐藤博之氏(専務取締役)、冨永広純氏(営業本部・営業企画部課長代理)、加藤遥氏(営業本部・営業企画部)に登壇頂いた。
(本稿は動画を再編集し、一部を紹介するものです。)
アルケ通信社
加藤(俊):アルケ通信社はサービスが一貫してワンストップだとお聞きしていますが、これは競合他社にはない強みなのでしょうか?
佐藤:そうですね。例えばダイレクトメールでは、代理店というと、企画から制作・印刷までだけを担当し、そのあと封入・封緘はまた別会社、発送はまた別会社というところが殆どです。私どもはそこを全てワンストップでできるところがご評価頂く理由になっています。
加藤(俊):不動産に特化したダイレクトメールの中で、アルケ通信社のシェアはどのくらいなのでしょうか?
佐藤:不動産流通の大手さんだけで言えば上位10社の中の9社とお取引をさせて頂いています。
加藤(俊):おお、それはすごい。業界においては、圧倒的な認知度ということですね。ダイレクトメールの仕事はどのような流れなのでしょうか?
佐藤:お客様のお客様を獲得することが我々の使命ですので、アルケ通信社のダイレクトメールの魅力を伝えながらダイレクトレスポンスマーケティングのノウハウを活用した提案をさせて頂いています。具体的には、ワントゥーワンマーケティングと言いまして、お客様ごとに嗜好や属性に合わせてDM(ダイレクトメール)が企画・制作できるところが大きな強みになっています。宛名の印字ができたり、所有されているマンション名を挨拶状の中にリンクさせる印字ができたり、送り先の方のお名前を佐藤さんや鈴木さんと固有名詞で呼びかけすることもできます。
つまり、「一枚一枚違った挨拶状ができる」のです。ラベルを貼って大量に印刷をする一般的なダイレクトメールとは全く違った、私たちが企画・制作する「相手に呼びかけるダイレクトメール」は、こうした気配りにより、レスポンスにかなり大きな差が出ています。
加藤(俊):実際、開封率はどのくらいの差が出るものなのですか?
佐藤:マーケター(マーケティングの専門家)に言わせると、普通のダイレクトメールに比べて一般的に4倍の開封率があると言われています。
冨永:ダイレクトメールが届いた方も、自分だけに作って送ってくれたんだなという印象をお持ち頂けるので、好評です。
加藤(俊):他にはどういった強みがあるのでしょうか?
加藤(遥):協力会社が特許をとっている「ハサミ無しで開くことのできるミシン目入りの封筒」を使って、開封率を高める工夫をしています。
加藤(俊):はぁ、なるほど。そうした細かい気配りひとつでも、実際に開封率が変わってくるのですね。
佐藤:他には、窓付きの封筒の窓にグラシンというパルプ素材を使って、分別せずに捨てられるようにもしています。セロファンを使うと「分別ができない」とクレームの対象になることがあります。お客様の無用なクレームを避けられます。
加藤(俊):ダイレクトメールだからこその配慮ってことですね。あと、アルケ通信社のサービスで「ゆうメール」を活用したサービスがあると聞いたのですが、それはどんなサービスなのですか?
佐藤:お客様がダイレクトメールを発送する際に、日本郵便さんと個別に契約をしている「ゆうメール」サービスを使っています。普通の定形封筒を郵送すると82円かかるのですが、それを57円と25円割安にできます。また、「ゆうメール」は転居先まで追いかけてくれるので不着率が非常に低いというメリットもあります。
アルケは家族
加藤(俊):クライアントさんにとって、かなりメリットの高いサービスってことですね。ところで、アルケ通信社のホームページに記載されている「アルケは家族だ」という言葉が魅力的だなと思うんですが、皆さんはどういった想いをこの言葉に持たせているのでしょうか?
佐藤:従業員の世代や上下関係などの壁を一切取り払って、ファミリーとして仕事をしてゆくことで、自分たちのポテンシャル以上のものが出るという考えがベースにあります。
加藤(遥):例えば、社内研修がしっかりしていることですね。約1か月間ずっと座学で、先輩から直接「不動産はどういう業界なのか」や「何を記載しちゃいけないのか」、「絶対に記載しなければいけないもの」などを全部教えて頂けます。
佐藤:特に不動産公正取引協議会が定めている「広告ハンドブック」に書かれている不動産広告のルールをしっかりと教育しますね。あと、その座学の後に度胸をつけることや社会勉強を目的とした「飛び込み訪問」を、チラシ案件の獲得を目標に約3週間やります。これはあくまでも、「自分の手で仕事を獲得する喜び」を知ってもらいたいためです。
加藤(遥):あと、「飛び込み訪問」研修が終わった後でも、新人1人につき先輩が1人ついてくれるOJTも充実しています。
佐藤:「メンターメンティー制度」と言って、新人と先輩が必ずペアになるという制度を設けていますので、仕事以外のことでも相談しやすい、家族的な環境になっています。
アルケ通信社が求めている人材とは?
加藤(俊):アルケ通信社さんで働きたい方達には、自社の魅力をどう伝えますか?
加藤(遥):私は、自分で一から提案をして「お客さんと一緒にものを作ることができる」ことを体感できる点に、この仕事をすごく魅力的に感じています。
冨永:クライアント企業の社長やセンター長など人生経験豊富な方とお仕事ができることが魅力ですね。仕事以外のお話を聞く機会もあり、深い密度で付き合える。自分の成長を実感しやすい環境が弊社には整っています。
佐藤:「ゼロから広告を作り上げて行く喜び」を味わう中で「自己実現や自己成長をできること」が魅力かなと思いますね。
加藤(俊):今後の展望をお聞かせ下さい。
佐藤:ダイレクトメールのノウハウや実績を糧にして、不動産仲介以外の分野にも展開していくことを考えています。
加藤:今日はどうもありがとうございました。
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株式会社アルケ通信社
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