大和インフィリンク株式会社代表取締役大畠正嗣氏、営業本部部長髙野潤氏

 公務員を中心に大人気となっている不動産投資会社が高円寺にある。大和インフィリンク株式会社は、投資用不動産販売会社の雄として業界に旋風を巻き起こしている。「どんなに時代が変化しても変わらないのはお客様を想う気持ち」と話す大畠正嗣代表取締役の指揮の下、新型コロナの逆風が吹く不動産業界に確固たる地位を築いている。

教員の間で話題になっている会社

高円寺 大和インフィリンク株式会社の外観

「……両親とも教師という一家で生まれ育ちました。親の背中を見て自身も教員になりました。20代・30代のころは、学校の主軸になるつもりで、日々、授業研究や授業計画、放課後の部活動の指導に無我夢中で打ち込んできました」と話す男性教師Aさんは17年目の39歳だ。

私生活では小学校高学年の2人息子がいるAさんは、40歳を目前にして自分自身の将来不安が大きくなってきたという。

「若いころは目の前の仕事、子育てに目の回るような忙しさ、それに子供にかける教育費も思ったよりも多く、正直、今現在、安心できるほどの貯蓄もできていない状況なんです」
残業や休日出勤も多く、自分自身の将来について落ち着いて考える余裕もなかったという。
そんな中、気づけば39歳、社会人生活の折り返し地点。
「大学時代の同期たちとの飲み会でも、若かったころと違い、子育てや、健康、また、退職後のセカンドライフについても話題に出てくるようになりました。」
私の場合は子供の学費もこれからもっと多くなる。今後の資金繰りは大丈夫なのか?
自身の将来が急に怖くなったという。
「中でも、最も不安に感じているのは、年金の問題です。」
Aさんが教員になってから、教員など公務員の年金制度が近年大幅に改正されたことだった。Aさんが教職に就いてから知ったのは、教員など公務員の年金制度が近年大幅に改正されたことだった。

Aさんの両親の時代、公務員の年金制度は通称「3階建て」と呼ばれる手厚い制度だった。これは基礎的な国民年金の上に共済年金が乗り、更にその上に「職域部分」が加算されているものだ。この職域部分は保険料負担なしで受け取ることができたため、一般の会社員が加入している厚生年金よりも優遇されていた。しかしこの制度が2015年度から改正され、職域部分が廃止、他の厚生年金と同じものになったのだ。

そもそもなぜ公務員の年金は今まで優遇されていたのか。それは公務員の年収は俸給表によって定められており、他の職種と違って景気や会社の業績・個人の成績などで収入が上がらないことを是正するための措置だった。しかしそれが長年の不景気の影響で、民間企業の給与よりも確実に昇給していく公務員のほうが有利と思われるようになってしまった。

その結果、公務員の年金制度は改正されてしまった。以前のように定年までしっかり勤め上げれば老後は安泰、とはいえなくなってしまったのだ。

「両親のような教員生活と今では、大きくかけ離れてしまったのだなあ、と感じていました。一生懸命働いても、昔のように充分な年金が保証されているわけではない。ですから自分で資産の準備をしなければならないのですが、資産運用などを勉強している時間もなかった……。
同じ学校の同僚に相談しても『自分も心配している』というものばかり。その時、部活動で交流のある隣町の教員から、教員の間で話題になっているある会社の名前を聞いたのです」
それが、大和インフィリンク株式会社だった。

違いは「顧客感動力」

大手投資用不動産販売会社のトップセールスだった大畠正嗣氏が代表取締役を務める大和インフィリンク株式会社は、2015年に設立された投資用不動産物件を取り扱う不動産会社だ。

「投資用不動産物件の営業には、電話営業の会社が多く、ネガティブなイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、しかし将来的な視野から見れば、家賃収入を得ることができ、家族に資産を残すこともできる。本当に素晴らしい商品なのです」

そう大畠代表は話す。しかしなぜ投資物件を扱う不動産会社が教員の間で話題になっているのだろうか?

「現在、弊社のお客様の多くは教員を始め、県庁や市役所の職員、自衛隊や警察官など公務員の方々です。弊社はこういったお客様から高く評価され、信頼を得ています」

確かに同社の扱う物件は都内を中心に最寄駅から徒歩10分圏内がほとんどで、入居率は常に99%以上、家賃滞納率の0%という優良物件ばかりだ。しかし「信頼を得ている理由はそれだけではない」と髙野潤営業本部部長は話す。

「弊社以外にも投資物件を取り扱う不動産会社はたくさんありますし、入居率が高く、家賃滞納率が低い会社は他にもあります。それなのになぜ弊社が選ばれているのか。

……それは他社にはない『顧客感動力』があるからです」

ある同社のお客様に聞いた話だ。

「私は地方で教員をしていたのですが、子供が大学に合格して上京することになりました」

するとその話を聞いた担当営業が、その子が東京に不慣れだろうと思い、一緒になって不動産会社を回り物件選びを手伝ってくれた。もちろん、不動産営業ならではの物件選びのポイントなどをアドバイスしてくれながら。更に新生活に必要な電化製品の購入のために量販店を回ったり、旅行に行く時のアドバイスまでしてくれたというのだ。

「その話を子供から聞いた時、おもわず『そんなことまでしてくれるのか!』と感激してしまいました」

「私たちはそのようなサービスはもとより、お客様がご自宅や物件をリフォームしたい時にサポートしますし、春に新型コロナの感染が広がり始めた時期には、アルコール消毒液や薬用ハンドジェルなどを、お宅に届けたこともありました。不動産市況の情報提供やアドバイス以外にもお客様に役立つことを日頃から考えています。」

こういった顧客への手厚い思いやりが顧客満足度を超えた「顧客感動力」を生み出している、と髙野氏は話す。

こういったサービスのためか「是非同僚にも」と紹介をいただくことも多く、なんと90%以上の顧客が新しいお客様を紹介してくれるという。

実際に大和インフィリンクの実績を裏付けるデータがある。国内最大のアンケートモニター機関ゼネラルリサーチが調査したアンケートによると、東京エリア公務員の方が選ぶ不動産投資会社顧客満足度1位、不動産投資会社人気1位、信頼度1位の3冠を達成しているのだ。

売れなくても昇給する

これほどまでに顧客第一主義を貫き、顧客のために行動しようとする想いはどこから生まれてきたのだろうか。大畠代表にその原点を伺った。

「大学卒業後に就職した個人投資家向けの不動産会社で営業をしていたのですが、最初全く契約が取れなかった。何百件電話しても、1件のアポイントも取れない毎日。どうしたら営業成績が良くなるのだろう、といつも思い悩んでいました。

必死で試行錯誤した結果、たどり着いたのが『まずお客様の話を伺い、どんなことに悩んでいるのか、不安を抱いているのかを知り、1人1人の問題に対して自分がどのような解決策を示せるのか』を常に第一に願って営業することでした。その志をもって仕事に取り組むと営業成績は大きく伸びたのです」

入社3年目に営業トップに躍り出ると、退社までその座を譲ることはなかった。

5年目にはチームリーダーとして後進の指導にも当たるようになり、チーム全体の業績向上にも努めた。それらの経験が現在の大和インフィリンク株式会社の姿勢にも色濃く反映されている。

「どうしても不動産営業はノルマばかりを考えてしまうと、お客様に売り急いでしまい、強引な営業や嘘をついて良くない物件まで売るようになってしまう。そんなことをしているから投資不動産会社は嫌われている。だからまず社員教育に力を注ぎ、本当にお客様の役に立てる提案ができるように育てます」

同社では、売れなくても給料が上がる。売り急いで目先の利益を取ることよりも、時間がかかってもお客様に本当に喜んでもらうことに努めたほうが、息の長い営業マンになり、会社も長く繁栄することにつながる、との考えから導入した制度だ。その間にしっかり営業としての姿勢を学んでもらいたいから、と代表は話す。

「言い換えれば売れなくても会社を辞めないで続けてもらいたい。その間に売れる人材に育てる自信がある。何故なら自分がそうだったからです。」

大畠代表は自らの会社を「人材教育会社」だという。お客様第一の姿勢を貫く大畠代表の教育力が、同社の大きな強みになっている。

そんな同社の姿勢が社員のリファーラルを呼び、業界内で噂となったのか、マイナビ転職サイトを見ると、マイナビPVランキングで同社は不動産部門約1800社中1位を取得している(2020年11月18日調べ)。

女性の転職希望ナンバー1

大和インフィリンクの女性社員たち

大和インフィリンクが教育と共に重視しているのが、社員への福利厚生だ。「従業員の満足度を上げない限り仕事への情熱や会社への愛は生まれません。満足度が高い人ほど仕事に熱心ですし、それがお客様への熱心さにも繋がります。従業員を満足させること=お客様を喜ばせることなんです。」

注目すべきは、女性社員も活躍しやすい、その社風にある。

「現在営業社員の5割は女性です。4月にはそれを更に増やす予定ですので、女性の営業のほうが多くなりますね」

大手転職サイトの人気ランキングでも上位に名を連ねている。そこにも従業員の満足度の高さが現れている。

女性従業員にインタビューすると「ネイル手当があるのがとても嬉しい」という答えが返ってきた。

「女性の営業は指先をはじめ、常に人の目に晒されています。ですから男性と比べてオシャレに気を遣う。だからコスメにかける分の出費は手当をつけてあげたいと思い、この制度を作りました」と笑う髙野氏に、お客様に対する想いと同じような社員への深い想いが感じられた。

同時に同社では、シングルマザー協会への支援も行っている。大畠氏はことの経緯を説明してくれた。「シングルマザーの従業員がおりまして、彼女の話を通して、シングルマザーの方達が本当に苦労されていることを知りました。当社として、何かご支援できないかと思い、シングルマザーの自立支援を行っている団体「一般社団法人日本シングルマザー支援協会」に寄付をおこなっています」。

 

多数のスポーツを援助……地域に貢献したい

大和インフィリンクが情熱を注いでいるものにスポーツへの貢献がある。

「2011年の東日本大震災で被害を受けた福島のスポーツチームのスポンサーをしています」と話す大畠代表は現在、プロ野球独立リーグに加盟する「福島レッドホープス」、プロサッカーチーム「福島ユナイテッドFC」を支援している。またバレーボールチーム「VC長野トライデンツ」、水球クラブチーム「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」のサポートも行っている。

これらのスポーツへの援助にも、企業としての熱い想いが込められている。

「幼少の頃からサッカーをやっていて、中学生の時には関東大会にも出場しました。高校時代はラグビーに転じ、関東大会にまで進んだのですが、怪我をすることが多く、結局それが原因で引退してしまいました」

スポーツができない悔しさを痛感しているからこそ、と大畠代表は話す。

「そういう学生時代を過ごしたので、スポーツ活動を援助したい気持ちがありました。また、2011年の東日本大震災の際に、サッカーの日本代表とJリーグ選抜のチャリティーマッチや、スポーツ選手のボランティア活動を目の当たりにして、被災者の方々の強さと、スポーツの可能性を強く感じました。そこで私たちは福島県で活動しているスポーツチームの援助を行うことにしました」

営業本部部長の髙野氏も「自分自身、東北のお客様も非常に多く、何か貢献したいと以前から思っていましたし、震災の影響で資金繰りに苦労しているチームも多い。この気持ちを伝えると大畠代表も共感してくれた」と喜ぶ。

福島レッドホープスの球団代表を務めている元プロ野球選手の岩村明憲氏は現在、同社のアンバサダーも務めている。

「先日球場に伺ったら大歓迎されました(笑)。社会貢献にも繋がりますし、こういった活動は継続していきたいと思っています。お客様になってくれた地元の先生方や公務員の皆さんにも喜んでいただけるのではないでしょうか」

揺るがない真の営業の力

「先生など公務員の方々は、日々忙しく働かれています。ですから不動産セミナーを開催してもなかなか参加することができません。それにどうしても狭い人間関係の中で仕事をしているので情報が偏ってしまい、投資マンションなどの話は敬遠する傾向にあります」

「投資用不動産は難しそうというイメージを持たれがちです」と大畠代表は憂う。

しかし将来のことを考えると投資物件の情報などは極めて有益だ。

「老後の資産形成はもとより、ご家族へ残す財産としても不動産をポートフォリオに含めてもらいたい。これまで公務員の共済組合では保険などの金融商品だけでそれを賄おうとしていましたが、それでは限界があります。今後は共済組合とも協業して、公務員の皆さまに紹介してもらえる提案をしていきたい。資産形成に不可欠なものとしてマンション経営を考えてもらいたいのです」

「これからは元公務員の中途採用にも力を入れていきます、そうすればもっとお客様と親身になってお付き合いをし、より良い提案をしていけるはずですから」と髙野氏は話す。

新型コロナによる影響は不動産業界にも大きな打撃を与えた。業績が大きく落ち込んだ企業も多かったが、同社の売り上げが落ち込むことは一切なく、前年比140%という売り上げを記録している。

髙野氏は「なぜならば、弊社の最も大きな強みは『個人営業力』だからです。これがあるから、どんな時でも動じずにお客様に安心と、満足していただける提案をすることができる。時代がどれだけ変化していこうと、そこだけは絶対に変わりませんから」と断言する。

苦しい時を知っている大畠代表が指揮する同社だからこそ、それができる。お客様が本当に求めている提案ができる、真の営業の姿がそこにある。

 

大畠正嗣

1978年生まれ千葉県出身。東洋大学付属牛久高等学校卒業。杏林大学卒業。大手投資用不動産販売会社に13年務める。

趣味:子供とお出かけ
特技:泣いている赤ちゃんを泣き止ませる
   人に道をよく聞かれる
好きなテレビ :カンブリア宮殿、笑点
好きな食べ物 :牛丼、トマト
好きだった漫画 :キン肉マン、キャプテン翼
好きな言葉 :
①難題のない人生は『無難な人生』難題のある人生は『有難い人生』。
②大切なのはどれだけ沢山の事をしたかではなくどれだけ心をこめたかだ。

髙野潤

1990年生まれ埼玉県出身。東京農業大学第三高等学校。東京農業大学卒業。大手不動産会社に3年勤め、大和インフィリンクに入社し現在に至る。

趣味:旅行
特技:サッカー解説
好きな言葉:
人生に無駄はなし

大和インフィリンク株式会社

〒166-0002東京都杉並区高円寺北2-6-2 高円寺センタービル3
TEL 03-5364-9210

http://yamato-infilink.co.jp/

設立:2015年11月13日

資本金:2000万円