【chapter6】SFW実用化への期待：SFW（創生フューエルウォーター）特集
SFW（創生フューエルウォーター）特集
【chapter6】SFW実用化への期待
◆取材：綿抜幹夫
(写真=pixabay）
船舶への利用計画 長崎県長崎市の株式会社清水商会
すでに、長崎県長崎市の株式会社清水商会が、創生フューエルウォーターを使った事業に手を挙げている。
株式会社清水商会は、日本とフィリピンの間で40年以上にわたって中古船舶の販売を行っている会社だ。同社が念のため某大手造船会社に見せたところ、「エンジンに燃えないものを入れれば止まる。エネルギーでなければ動かないのだから、水であれ何であれ、エンジンが動いているならば中に入れた液体はエネルギーだ」という回答だった。
目の前で起こっていることを信じる現場の技術者の方が、科学者よりも話が早いのだ。
日本海洋観光株式会社 代表取締役社長／知久良廣氏の所見
■実用化への課題と知久氏の取り組み
私はSFWに大きな可能性を感じており、実用化に向けて深く関わるつもりです。技術者としての立場から申し上げますと、SFWをビジネスとして展開するためには、私のような技術者も含めて誰が見ても納得するような具体的な実験データを揃えることと、実用レベルのプラントを完成させる必要があります。
まず実験データについて。マレーシアの実験はエンジンが1基でしたが、私は船舶に350馬力のディーゼルエンジンを2基搭載し、片方は通常どおりA重油か軽油のみ、もう片方はSFWを混入して動かす実験を行う予定です。
その比較実験で「SFWにこれだけの燃費削減がある」というデータを示せれば、専門家も納得するでしょう。それから、これまでの実験では10％の負荷でSFWと燃料を混ぜていますが、負荷変動があった場合の比較も行う必要があります。陸上の発電機では負荷変動をさせるのは難しいですから、その意味でも船舶で実験するのが良いでしょう。
この実験とプラント完成のために、国内のある大手海運会社の協力を得られることになりました。燃料関係の研究ではおそらく国内トップレベルの企業です。1月いっぱいか2月の中旬までにはデータを揃え、データが揃ったら、まずは旅客船協会の会報に論文を発表します。
そして、実用レベルのプラントを完成させ、大手企業や先行企業の研究者を集めて、商品化へとつなげられればと考えています。
外航の船はC重油を使っていますが、私はまず内航の船が使っているA重油または軽油で実験し、その後B重油やC重油でも実験を行うつもりです。
液体燃料には、ケロシン（灯油）、ガソリン、その上に軽油があり、その上にA重油、B重油、C重油、そしてヘヴィーデューティがあります。真ん中に位置する軽油やA重油でSFWが燃費削減をもたらすというデータが出れば、上下のガソリンやB重油へも活用に向けた動きが広がると思います。
そして液体燃料の次は固体燃料、つまり微粉炭での実験も行われるでしょう。いま原発が止まっていますから、全発電の4割が微粉炭です。固体燃料でうまくいけば、次はLＮG、つまり天然ガスですね。最初の軽油を突破すれば、その後はスムーズに進むのではないでしょうか。
■創生水の健康への効果
私はこの1カ月半ほど、ミネラルウォーターをやめて、毎日創生水を飲んでいますので、健康への効果についても実感をお話しします。
私は現在66歳ですが、もう25年間糖尿病を患っていて、ずっとインシュリンを打っています。さらに、この5、6年ほどで直腸ガン、大腸ガン、肝臓転移、肺転移で6回手術しています。肺は半分しかありませんし、人工肛門を付けています。
つい2週間前にも手術をし、退院したばかりなのですが、術後の回復が早いと医師に指摘されました。しかし、もともと体力はある方ですから、そのときは特に創生水の効果だとは考えませんでした。
退院して4日ほど、秋田県に出張に行きました。出張には創生水を持って行かなかったのですが、日に日に足が重たい気がして、帰りは社員に迎えに来させ、ほうほうの体で伊東の家に帰り着きました。帰宅し、創生水を飲んでから15分ほど横になると身体が軽くなり、その後も創生水をたくさん飲んだところ、翌日には体調がすっかり戻ったんです。たいへん驚き、このとき初めて、この水には効果があるなと感じました。
ほかにも、創生水を飲んでいると二日酔いになりませんし、便の臭いが消えるなどの実感があります。知人にも勧めたところ、肌ツヤが良くなった、身体が軽くなったなどの感想が得られました。今後は外出や出張の際にも、水筒に入れて持ち歩こうと思っています。（次に続く 【chapter7（最終話）】深井氏の想い）
深井利春（ふかい・としはる）氏 代表取締役社長
創生ワールド株式会社
〒386-0041 長野県上田市秋和201-2
TEL 0268-25-9422
深井総研株式会社
〒386-0041 長野県上田市秋和201-2
TEL 0268-27-3750
