夏場の体調の整え方(香辛料を上手に取り入れましょう)長島寿恵の健康コラム
長島寿恵の健康コラム
夏場の体調の整え方(香辛料を上手に取り入れましょう)
冷房が効いた部屋で、パソコンなどの座り仕事が多い場合は、汗のかきにくい環境になりがちです。
水分をたくさん摂っても、皮膚から発散できないと、血流や代謝が悪くなってしまい、むくみや水太り、冷えや低体温症などの原因となってしまいます。
そのような時は、次のことを行い、血液循環を良くして、皮膚の代謝を活発にしましょう。
1、冷房の効いた部屋で、水分を一回にたくさん飲むのではなく、口に含んでゆっくり、こまめに飲む。
2、一日中座ったままではなく、身体をさすったり、軽い運動を定期的に行う。
3、香辛料を上手に利用して、皮膚の代謝を活発にする。(ただし、胃の疲れている人は、摂りすぎないよう気を付ける)
例:シナモンは皮膚面の温度低下を防止する。
生姜には発散作用や殺菌作用がある。
山椒には基礎代謝の活性化や発汗作用がある。
胡椒、蕃椒(トウガラシ)、山椒は食卓でもよく使われている。
カレーには多くの香辛料が使われている。
4、お風呂につかり、半身浴をして、身体を温める。お風呂に入ると苦しくなるようなときは、足湯から始めてみる。
5、暑い炎天下の中、営業などで外を歩く機会が多い人は、汗で塩分も流れ出てしまうので、お水だけを飲むよりも、お水に少しの天然の塩をいれて飲むとよいでしょう。また、夏はビタミンBも多く消耗されるので、ビタミンB1が多く含まれる麦茶もお勧めです。
長島寿恵(ながしま・ひさえ)…青森県八戸市生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師、健康運動指導士、西東京糖尿病療養指導士、健康・食育マスター(財団法人日本余暇文化振興会認定)、日本メンタルヘルス公認心理カウンセラー。多彩な資格をもったユニークな健康づくり専門家として、全国で運動や、食生活、心の在り方の改善を提唱する講演活動を行っている。趣味:武道、ピアノ
★オフィシャルサイト「ヒサエ・スタイル」