鶴岡少年少女発明クラブ新聞 第0002号
2014年11月 第0002号
◆発行人:秋山周三 (秋山鉄工株式会社)
10月、鶴岡少年少女発明クラブのメンバーは、18日(土)と19日(日)の2日間に開催された「つるおか大産業まつり」に参加し、日頃の活動成果をはじめとして、少年少女発明クラブの紹介に一役買っていました。
「つるおか大産業まつり」は、鶴岡の食と緑と技を県内外の人たちに体感していただける一大イベントです。
鶴岡少年少女発明クラブのはつめいキッズたちは、会場の小真木原公園の一角にある朝陽武道館内に設けられた工作コーナーなどに参加しました。今年は発泡スチロールを使ったゴム鉄砲を作ったりして楽しいひとときを過ごせたようです。また秋山鉄工のブースでも金属製のキーホルダーづくりが人気でした。
なお、前号でお伝えした「第5回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト」参加の「からくりパフォーマンス・カー」についての続報です。今後、からくりパフォーマンスを行う山車と山車を連結してパレード走行を行う動力車の、動かし方や見せ方の工夫するように、完成度を高めていくことになるそうです。
〈宝町トピックスより/二百六十七話◆後片付けが大切〉
次男Aの学期末テストが終った。テストが終った直後の休み時間に、「さっきのあの問題の答は何て書けば良かったの?」と相談したりするものだ。家庭科のテストの後、次男Aの友人、紗熊君(仮名)が「とん汁の作り方」に関する問題の答について尋ねた。設問はゴボウの処理のし方について、だった。
問1.この場合のゴボウの切り方を何というか?
問2.ゴボウを切った後どうしたらよいか?
期待される解答としては、
答1.ささがき
答2.水に暫く浸してアク抜きをする。
紗熊君の問2への解答はこうだった。
答2.使った包丁をきれいに洗ってからしまう。
大笑いしたけど、笑っちゃいけないよなあ。
何も間違ってなんかいないんだから。
数年前の話だが、知的障害の女の子がテストで「雪が融けたら何になる?」という問いに「春になる」と書いて×になったとき、その子の母親が新聞に投書して話題になったことがある。
今回のと似ているような気がするんだ。
今回の紗熊君のは多分×だったと思うけど、私だったら大きな○かハナマル、いや金メダルをあげる。
※創刊号で「『宝町』とは秋山鉄工株式会社のある地名」と記しましたが、正しくは秋山周三の自宅のある地名でした。訂正してお詫び申し上げます。
〈秋山周三 〜今月の言葉〜〉
私のことを“ユニーク”と評する人は認識が甘い。
“変人”、“変り者”と呼ぶのが正しい。
私が、普通と違ったことをやるのは訳があるのです。
みんなと同じことはやりたくない。
・みんなが当然のことのようにやっていることが、ほんとにいいのか?
・みんなが同じことを同じようにやるのは危くないのか?
こんなやり方、考え方もできるんだと伝えたい。
・物事には、他面性、別の見方もあることを伝えたい。
面白そうなことで、自分でやれることはやってみせたい。
・自分ではやらず、他人のせいに、又は、批判するのは良くない。
地方は都会より面白くないという人は、自分で面白くする努力をしていない。自分でやれば面白くなるんだ。
〈秋山鉄工・広告〉
秋山鉄工が最も得意とするものは
- 大きくて、重くて
- 加工が簡単で
- 値段が高いもの
こういうものがあったら是非ご紹介を。
こういうものが無いので、加工が面倒で、安いものもやらせていただくのです。
【秋山鉄工株式会社】
〒997-0011山形県鶴岡市宝田1-10-1
☎ 0235-22-1850
http://handrey.com/akiyamatekkou/
【編集後記】今号の「今月の言葉」と「宝町トピックス」の内容には、共通する考え方が隠れています。それは人とは違う発想を持つということ。発明キッズたちにもそんな考え方をもって活動に望んでほしいと思います。