西洋医学と東洋医学を比べると基本的な考えにいくつか違いがあります。

大きな違いの1つに、西洋医学は部分を重要し、東洋医学は全体を捉えるということがあります。

 

例えばコレステロールが高くて、膝も痛いとしましょう。

西洋医学的には、病院に行くとコレステロールが高い時は内科、膝が痛い時は整形外科というように、その専門の別々の科に通うことになります。

ですが、東洋医学では、コレステロールが高いということと、膝が痛いということを全く別のものと捉えません。

 

共通する根本原因があると考えます。

同じように、西洋トレーニングでは、スポーツ選手は身体を鍛えることと、メンタルを鍛えることを別と捉えます。

「メンタルが弱かったので負けてしまいました」というように。

 

そうすると、身体も鍛えなければならないし、メンタルもトレーニングしなければならないということになります。

安定した強さを保つためには、両方を強化しなければなりません。

それに対して、東洋思想の場合は、「心身一如」というように、どちらも一緒に高めることができます。

 

ぶれない軸が正しくできていると、精神状態もぶれなくなるのです。

 

今、体幹トレーニングがブームとなっています。

 

これらが有効に働いているかどうかは、メンタル面まで強くなっているかで判断することが出来ます。

腕立て伏せをしている。スクワットをしているなど正しく体幹トレーニングができていると精神状態も安定してくるはずです。体幹トレーニングで筋肉を付けてもイライラしやすかったり、悩みやすかったり、判断力が落ちている時は、真の体幹トレーニングができてないことが考えられます。

この時も、腕立て伏せをするときも、腕の力で行っていないか。スクワット運動も、太ももの前だけが強化されてないか、やはり部分のトレーニングになってないかを確認しながら行うことが大事です。

 

私は「薬に頼らず コレステロール・中性脂肪が下がる方法」で紹介していますが、うなじを伸ばした、「うな―じー®上下運動」をお勧めしています。

正しい体の使い方ができると、生活習慣病と関係のある健診数値も改善するのみならず、メンタルも強くなります。

 

日本伝統文化の動きの中には、このような心身一如に繋がる動きがあります。

ストレスチェックをして、どう対処したらよいか困っている企業も多いようです

真のぶれない軸を作る身体づくりで、メンタルの強い社員を育成しましょう。

 

 

長島寿恵

青森県出身 東京薬科大学卒業 薬剤師、健康運動指導士、西東京糖尿病療養指導士、睡

眠健康指導士上級、健康咀嚼指導士、心理カウンセラー、温泉療養アドバイザー

お薬だけに頼らず、東洋医学の考えや武道の動きを取り入れ、超短期間で健診数値改善、

うつ予防の身体づくりの専門家。社歌やオリジナル体操、新入社員研修など健康教育に力

を注ぐ。「生活習慣病のうた」「睡眠のうた」「ナンバ歩きのうた」などシンガーソング

ライターとしても活躍。『薬に頼らず コレステロール・中性脂肪を下げる方法』の書籍

を出版

【オフィシャルサイト】⇒https://kenkouzoushin.co.jp/

【ヒサエ健康塾】⇒http://hisaestyle.com/