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長島寿恵の健康コラム

あなたの会社は乗り遅れてはいませんか?

働く人の健康は「仕事をしながらつくる」ことが肝心!

 

 

kenko_column201610経済産業省は、厚生労働省が進める「データヘルス計画」と連携して、『健康経営』ガイドブックを策定しました。職場での健康づくりがどんどん勧められています。

 

会社にとって、健康は個人の責任という時代ではなくなってきています。人口も減ってきて、会社の求めている人材の確保も難しくなってきました。

今働いている方々の心と身体が健康でないと、会社も安定して成長していけないのです。

 

 

 

◎健康を損ねて社員が辞めてしまったとしたら……

また新しい社員を広告費をかけて募集しなければなりません。そして、面接の時間をかけて採用し、その後新しい社員が収益を生むまで教育して待つ必要があります。

その間にまた別の社員が、病気となってやめてしまってを繰り返していたらどうなるでしょうか。そして募集したとしても、すぐ次の方が見つかるとも限らないのです。

 

 

◎体調不良で働いている社員が多いと……

・仕事中寝てしまったり

・目が疲れたり、肩が凝ったり、仕事に集中できなかったり

・生活習慣病で、突然大きな病気で入院することになってしまったり

・アイディアや能力を発揮することができなかったり

・うつになってしまったり

 

そのように体調不良で社員が力を発揮できないと、仕事の生産性にも大きく影響を及ぼしてしまいます。

 

 

◎そうは言っても健康づくりの時間を新たに設けることが難しい

今はその時間をつくり出すところができなくて、一歩進めずにいる会社もあることでしょう。

特別の時間や場所が必要だと思っていませんか?  健康のために特別の時間を作って行わなければならないと思いがちですが、それは昔のやり方です。

このような忙しい時代となった今は、もっと効率よく、もっと仕事の成果に直結するやり方を行う事が大事です。

仕事のスタイルに合わせて、仕事をしながら健康になる方法を取り入れるとよいのです。

 

また、このことが、多くの相乗効果をもたらします。

 

●会社のタイムスケジュールを大幅に変える必要がない。

●仕事にメリハリができる。

●気分転換で脳が活性化する。

●仕事中に工夫をするようになる。

●仕事力と健康力が直結してくる。

●限られた時間の中で、心身の健康を保つことができるようになる。

●疲れにくくなり、休む人、やめる人が減る。

 

このように、たくさんのメリットが期待できます。

仕事をしながら健康力、仕事力共にアップすることを目指しましょう。

 

 

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●プロフィール/長島寿恵(ながしま・ひさえ)
青森県八戸市生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師、健康運動指導士、睡眠健康指導士上級、西東京糖尿病療養指導士、健康・食育マスター(財団法人日本余暇文化振興会認定)、日本メンタルヘルス研究コース終了。多彩な資格をもったユニークな健康づくり専門家として、全国で運動や、食生活、心の在り方の改善を提唱する講演活動を行っている。趣味:武道、ピアノ

★オフィシャルサイト「ヒサエ・スタイル」 http://hisae-style.co.jp/

★詳しくは、ヒサエ健康塾のホームページをご覧ください。http://hisaestyle.com

 

 

 

◆2016年10月号の記事より◆

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