室内遊びに最適な手作り工作!「ポンポンカーリング」広めたい編

From :山形県発明考案振興会

 


完成した「ポンポンカーリング」と、裏面から見たところ

ホバークラフト工作からヒントを得た新しいアイデア

山形県発明考案振興会会長の富樫芳男さんは、子どもの頃からモノづくりが大好きな少年でした。大人になってもその情熱は冷めることなく、加速していきます。

ついには鶴岡少年少女発明クラブ指導員、山形県発明考案振興会会長、日本国末端技術研究所所長、おもちゃの病院、町内会のおたすけ隊など多方面で活躍するようになりました。

その富樫さんの会心作が実用新案登録した「ホバークラフト模型組み立てキット」の開発。今では全国の発明クラブのキッズたちに教材として提供しているほどのヒット作です。

これに関連して、「ホバークラフト本体が浮上する原理をほかの工作に利用できるのではないか」と、考えていたある日。ホバークラフトの組み立て途中にスカート部分をポンポンと床に叩くだけで膨らむことに気がつきました。

「スカートの膨らみをそのまま使えば、冬季スポーツのカーリングのような遊びができる」と思い立ち、富樫さんは早速試作を始めました。そして何度か作っているうちに写真のようなモノができたのです。名付けて「ポンポンカーリング」。

 

 

小学3年生ぐらいから年配者まで誰でも作れる手軽さ

作り方はカンタンです。

①ポリ袋の口をテープで閉じます。

②発泡スチロールの板にポリ袋を両面テープでつけます。

③ポリ袋の中央を楕円形に切り取ります。

④ベーク板に図の位置に取っ手部分を取りつけます。

⑤③に④をバランスよく貼りつけて完成。

 

ƒvƒŠƒ“ƒg▲詳しい設計図(クリックで拡大)▲

 

ポリ袋面を下にして床にポンポンとたたくように上下させてスカート部分を膨らませ、トンと押すとなめらかに滑っていきます。ポリ袋はスーパーで生鮮食品などを入れるものでも大丈夫。マチがあるとよりボリューム感を演出できます。発泡スチロール板部分は段ボールなど様々な材質で作ってみてください(サイズは図面を参照)。

色違いで何台かつくれば、チーム別の対抗戦をしたりして遊べます。梅雨の時期や雨の日、冬季間に室内で製作して、その後全員でゲームすることができて一石二鳥。子どもだけでなく、お年寄りの室内スポーツにも使えます。

材料はすべて身の回りにあるものばかり。発案者の富樫さんは、このポンポンカーリングが日本中に広まって、全国の体育館などから歓声が聞こえ、笑顔が溢れる日が来ることを願っています。

なお、ご紹介した「ポンポンカーリング」の作り方や使い方など不明な点は下記までご連絡ください。

〒999-7601山形県鶴岡市藤島字西川原45 富樫 芳男   090-1496-8096

 

 

【鶴岡少年少女発明クラブNEWS】

祝・NPO法人認定!

otona09_mattan鶴岡少年少女発明クラブを応援している団体が、2016年5月11日付けで「特定非営利活動法人(NPO法人)日本国末端技術研究所」として登記完了しました。

発明クラブに人員、物資両面での応援がさらに強化され、今まで以上に活発な活動になるでしょう。これまでの活動場所や経済面、指導員不足などが改善され、今まで以上にキッズたちが自由な発想をカタチにできる環境が整いました。

 

 

 

◎今月の発明家の言葉 〜Inventor’s Voice〜

明日やらなければならないことは、今日の内にやってしまうこと。

これが人生の秘訣である。

ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)…米国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者。アメリカ独立宣言の起草委員の一人。避雷針、ロッキングチェアー、遠近両用眼鏡、グラスハーモニカなどを発明している。

 

オビ コラム

【秋山鉄工株式会社】

本社工場

〒997-0011山形県鶴岡市宝田1丁目10-1

TEL 0235-22-1850

http://akiyamatekkou.tumblr.com

日本国工場

〒997-0017山形県鶴岡市日本国254-6

 

 

◆2016年7月号の記事より◆

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