長島寿恵の健康コラム

「風邪で会社を休むことのないよう、積極的養生の勧め」

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2月は暦上は春となっていますが、寒さもまだまだ厳しく、風邪をひく人も増えてきます。大事な仕事の前に、風邪をひいてしまうと残念です。また、お客さんの前で、咳や鼻水などが出てしまっては、お話に集中することもできなくなってしまいます。そこで今回は、風邪の予防と、積極的養生について、お伝えいたします。

長島寿恵の健康コラム

 

1、うがい

風邪をひいてしまったときは、うがい薬でうがいすることもあるかもしれませんが、普段の予防の段階では、薬品ではなく、塩水うがいやお茶や紅茶の出がらしなど自然のものでのうがいの方が身体に優しいです。殺菌効果もあります。

 

2、免疫力アップ

腸は、免疫ととても関係があります。食べ過ぎや、甘いものの摂り過ぎなどで腸が疲れると免疫力が落ちてしまいます。味噌、醤油、キムチ、納豆など発酵食品を積極的に摂り、腸の善玉菌を増やしましょう。

 

3、根のものの野菜

根のものの野菜の方が、一般的に身体を温める働きが強いです。冬は、大根・ごぼう・にんじん・レンコンなど、根のものを多めに取りましょう。

 

4、冬のお勧めは、鍋料理

野菜をたっぷりと入れ、身体を作る栄養素であるタンパク質をとるために、肉や魚も加えます。味噌味、キムチ味などにすると、身体が温まり、免疫力もアップします。

 

5、風邪のひきはじめ

少し、ゾクゾクしてきたり、節々が痛かったり、首の後ろがこわばってきたり、風邪かなと思ったときは、葛根湯がお勧めです。お湯で飲んだり、お湯に溶かしたり、おろし生姜を加えるとより効果的です(汗がだらだら出る風邪や、体力のとても落ちている方には向きません)。

 

6、風邪をひいてしまったら

お粥に梅干しなど消化の良いものをとり、小食にして、あったかくして、しっかり睡眠をとりましょう。汗が出て、デトックス効果(毒素老廃物を出す)も期待できます。

 

7、風邪をひくときは

風邪をひくときは、胃腸が疲れていたり、寝不足だったりと何か原因があるはずです。そのことは、結果として、仕事にも影響してきます。布団で休みながら、自分の生活習慣を振り返ってみることも大切です。

 

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●プロフィール/ながしま・ひさえ
青森県八戸市生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師、健康運動指導士、睡眠健康指導士上級、西東京糖尿病療養指導士、健康・食育マスター(財団法人日本余暇文化振興会認定)、日本メンタルヘルス研究コース終了。多彩な資格をもったユニークな健康づくり専門家として、全国で運動や、食生活、心の在り方の改善を提唱する講演活動を行っている。趣味:武道、ピアノ
★オフィシャルサイト「ヒサエ・スタイル」 http://hisae-style.co.jp/

 

◆2016年2・3月号の記事より◆

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