ショクツウという食のマッチングのプラットフォームを運営する傍ら、自らも飲食店の経営や飲食店のマーケティング支援を行っている、蛭田一史(ひるた かずし)と食に関わるプロフェッショナルな方々との対談シリーズ

 

第1回目は宇都裕昭さん、宇都さんは著書『寿司修行3カ月でミシュランに載った理由』(ポプラ社)を出版。

株式会社BRINGUP(ブリングアップ)代表取締役、寿司店の様な焼肉店「焼肉割烹 たか松」プロデューサー

経営士、フードアナリスト1級、調理師免許・WSET(ワイン資格)

フードビジネス系YOUTUBER 

 

◇宇都さんの詳しいプロフィールはこちら
1975年、兵庫県生まれ。高校卒業後、大手鉄鋼会社を経て、組織・人事・労務専門の経営コンサルティング会社へ転職。その後も二度転職し、経営コンサルティング業界で様々な業種の人事・労務を中心とした経営支援に携わった後、二人の共同経営者と2004年に ㈱RETOWN(リタウン)を設立、取締役副社長に就任。人材事業部の分社化に伴い、2009年に㈱RETOWN HUMAN(リタウンヒューマン)代表取締役に就任。飲食業界に従事する人、従事しようとする人を対象に就職・転職支援の「飲食人キャリア」、短期調理スクール「飲食人大学」、資格取得支援「飲食人ライセンス」、海外就職、情報発信「飲食人グローバル」など「飲食人」サービスを立上げ、展開。

2018年にRETOWNグループを退任、東証一部の飲食IT系企業の子会社スタートアップ支援を行った後、2020年に㈱BRINGUPを設立、YouTubeを開始。

 

今回は、公私ともに、一緒にセミナーさせて頂いたり、定期的にあーでもない、こーでもないと色々と、食の未来について、ごはんを食べ飲みしながらご一緒させて頂いております。
宇都さんに今回はインタビューさせて頂きました。
宇都さんは、ほぼ毎日のようにYouTubeにて、昨今の飲食店経営に関して動画を投稿していますが、まずはYouTubeをはじめようと思ったきかっけを教えてください。

 

以前(RETOWN経営時)にみたいに組織を創って、全国展開、事業経営するのは時間的なことや大変さも知ってるので、めんどくさいな、と。

もっと違うカタチの、会社じゃない、人との繋がりでビジネスができかなという想いがあり、それなら自分がプラットフォームにならなきゃ、という理由です。

また、飲食業界で働く方々は情報弱者になりがち、知らないことで、可能性としての選択肢の少なさやチャンスを逃していることに気づいて欲しくて、とにかく自分の持っている情報だけでなく、業界、業界周りの情報を発信して、浴びせつけようと。(笑)

そんな想いで立ち上げました、立上げ時に蛭田くんに相談して、厳しいこと言われたけど・・・・言われたとおりか、それ以上にやってみて大変だな、と実感している。

 

 

 

確かに、はじめる前に、ご相談頂いて、2年間毎日あげるくらいの気持ちで続けないと、YouTubeいがいと大変ですと伝えましたが、あれから、ほぼ毎日、編集もスタート時に比べてかなり、YouTube動画のポイントを押さえているので、びっくりしながら拝見しています。
いろいろな切り口で日々、ネタを出すの大変だと思いますが、最近の飲食店事情についてどのようにみていますか!?

 

ネタ探しは大変、コロナで暇だったんで。。。今後は新しい出店プロデュースや、職人育成機関の立上げが、動き出したのでネタには困らない感じになってきたかな。

もっと大変なのは、伝えたい内容を色々考えて、言葉を選んで、原稿つくって収録してアップした動画よりも、思いつきでアップした軽く、浅い内容の方がyoutubeでは好まれる(視聴回数が伸びる)こと。

最近の飲食店事情は、

コロナありきで語られがちなんだけど、そもそも飲食だけじゃなくて全産業で大きな潮流があって、それが3、4年早まったイメージかな。

 

確かに、色々なことが早まったというのは、完全同意見です。
多くの飲食店や飲食人をみている宇都さんからみて、これからどのようなキャリアが飲食人には必要だと思いますか?

 

情報を集める、得る、学ぶ、環境を持つことですね。

飲食業界に限らず、「個の時代」にシフトしています。そもそも一つの会社、お店で勤務し続けることの方が少ない飲食業界ですので、個の飲食人として飯を食っていけるキャリアを描かないとダメでしょうね。

オーナーなら理想の飲食人は、照寿司の渡邊さん、田舎の大将が世界から注目されるシェフになるまでに彼が何に目をつけ、何をしたか?

稀少性、エンタメ、SNS・・・丁度ブレイク前後くらいのタイミングであの店を知って、訪れて、誰にも知られてないお店、職人時代の話を聞きました。田舎へ世界のセレブが訪れる、海外へポップアップで呼ばれる・・・日本の飲食人の可能性を全て選択して体現しているように見えます。

 

照寿司さんは私も一度、お伺いさせて頂きましたが、あの場所で、あの価格で人を呼べるお店って本当に色々と学べる事が多かったのを記憶しています。
今日はありがとうございました。
もっと宇都さんお話を聞いてみたいと思った方は
是非、宇都さんYouTubeを見てみてください。

 

ウトウトチャンネル

URL:https://www.youtube.com/channel/UCY25mfOaoatRnbtzVTApNhQ

 


▽聞き手 蛭田一史(ひるた かずし)

飲食店チェーンのインバウンド支援、マーケティング支援などを経験し、グルメ媒体サイド、飲食店サイド、両方の知見を有している。

外食企業の集客支援など行い実績がある。趣味は食べ歩き、年間の外食は500食以上。

現在は、ショクツウはあらゆる分野の食に携わる人同士を繋げる、食のマッチングサービス「ショクツウ」を運営している。

株式会社ショクツウ

https://shokutsu.work/home