次世代の産業を担う【中小企業】初めて明かされる秘話
日本再生の鍵を探せ 企業x学校物語

安藤久佳 経済産業省関東経済産業局局長 ‐ 世界にむけて「中小企業力」 発信!第15回ビジネスフェアfromTAMA

 

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安藤久佳 経済産業省関東経済産業局局長 ‐ 世界にむけて「中小企業力」 発信!第15回ビジネスフェアfromTAMA

開催日時:2014年11月6日(木)10:00〜17:00/主催:西武信用金庫 /撮影:寺尾公郊

経済産業省関東経済産業局 安藤久佳局長

安藤久佳局長:アベノミクスの恩恵を受けているのは大手企業ばかり、中小企業には何の効果もないというご意見があります。私どもとしても、アベノミクスは道半ばであり、効果の行き届いていない中小企業は多いと認識しています。アベノミクスの効果が、各地域や中小企業の生産活動、投資活動、さらに雇用へと行き渡るまでには、いましばらく時間を要するでしょう。しかしながら、確かに言えることは、様々な経済指標はある一時期と比べると明らかに好転しているということです。

重要なのは、この流れを途絶えさせずに、各企業が将来に向けて予見を持てるようにすることです。つまりこの先も安定した形で推移するだろうという明るい予見があってはじめて、新たな仕事を獲得でき、雇用も確保できるわけです。しかし現在は、すべての人にこの安心感をもたらすには至っていません。

 

とはいえ、一定の時間がかかるのは当然です。多くの中小企業が、大手企業から仕事を請ける立場である以上、仕事を発注する側の大手企業がいま申し上げたような確信を持った上で、生産を増やす、従業員も雇う、設備投資も増やす、そういった中で自ずと中小企業に対する発注も増えていくのであり、発注側の状況に関係なく突然に中小企業の仕事が増えることはないからです。従って、アベノミクスは大企業には良いが、中小企業には効果がないということではなく、まず大企業が確信を持てることによって、中小企業への発注も必ず増えていく、いまはその端境期にあるといえるでしょう。ですから、中小企業の皆様には、もうしばらく我慢していただきたい、様子をみていていただきたいと思います。

 

さらに、円安による原料コストや燃料コスト、電気料金の値上げといったご心配もあることと思います。消費税については、大企業から中小企業に対して消費税引き上げ分の負担を強いることはしないように伝え、そうした事例があれば政府として指導しておりますが、これは原料や燃料のコスト、電気料金についても同様です。大企業がこれらコストの値上げ分の支払いを拒否するようなことがあれば、私ども経済産業省や公正取引委員会が、下請取引の適正化ということでしっかりと指導を行っていますから、安心していただければと思います。

 

中小企業の皆様には「もうしばらく我慢を」と申し上げましたが、一方で、ただ待っているのではなくて、リーマン・ショック以降の長く厳しい状況を考えると、自ら新たなフィールドへ打って出ることも有効かと思います。自動車産業を中心に大手の下請けを続けてきた業態から、たとえば医療機械、航空機、新エネルギー関係など、新たなフィールドを開拓する、このときに重要なのが連携やマッチングです。1社のみで売り込んでいくのは難しいですから、広域に連携して連合軍を結成し、自分たちの力だけで考えるのではなくて、能力や技術や、各自の専門分野での成功体験を持ち寄ることが効果的で、成功例も多く出ています。企業間の連携を進める上で、当フェアのような場を積極的にご活用いただければと思います。

※この記事は、11月6日に開催された第15回ビジネスフェア from TAMAにて、安藤久佳経済産業省関東経済産業局局長がされたお話を再構成したものです。

 

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