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長島寿恵の健康コラム

高血圧体質を改善する為に食事や心の持ち方に気を付けることは、会社にも好影響を及ぼす

 
高血圧と診断されても、仕事が忙しいとお薬だけに頼ってしまい、生活習慣を見直していない人も多いのではないでしょうか。
 

1、血圧の値をお薬で下げているときは、活性酸素が発生して、身体の老化が心配!

生命を維持するためには酸素が必要なので、体内では自然と活性酸素が生じます。活性酸素も身体で重要な役割をしています。ですが、多く発生すると、身体を酸化させてしまう為、身体の老化を促進してしまうという事にもなりかねません(鉄も酸化して錆びると使えなくなるように)。
 
また、活性酸素は細胞を傷つけてしまうので、老化だけではなく、動脈硬化などいろいろな病気の原因や突然変異や発がんのきっかけを作ってしまいます。
 
血圧が高くて、時にはお薬で下げなければならない時もあるでしょう。お薬が、高かった血圧をすぐに下げる時にも、活性酸素が生じます。よって、お薬を飲む時は、抗酸化物質を積極的に摂ることをお勧めします。
 
植物は、紫外線や、乾燥、高温、低温など、さまざまな環境ストレスに対応するために自ら抗酸化物質を作っています。多種類の野菜をバランスよく多めに摂るよう心がけましょう。会社で働いている方々も、お薬だけに頼って、老化が進んでしまうと、会社の活性化にも悪影響を及ぼしかねません。
 

2、仕事をしながら高血圧になってしまう人のパターン

①緊張しやすい人

人前で話すときなどにすぐ緊張してしまう人、いつも肩に力が入って、身体も緊張して血圧が上がっている人は、仕事においても、せっかくの力を発揮できずにいることがあります。緊張しやすい人は、他人からどう思われているだろうか、上手に話せるだろうかと、自分を緊張させてしまう思考パターンがあるようです。小さなことから、自信をつけることが大切です。
 
②イライラしやすい人
仕事中にいつもイライラして血圧が上がっている人は、冷静に判断できない時があります。起こってしまったトラブルや、気になることなどに焦点を当てるのではなく、そのトラブルや気になることの解決に焦点を当てることが必要です。仕事の目的、役割、それを全うする為に、目の前に起こっていることにどう対処したらよいかと考えてみましょう。
 
③心配性の人
物事をクヨクヨマイナスで考えがちの心配性の人は、ストレスを受けやすく、血圧が上がってしまうことがあります。
このタイプの人は、身体も疲れていることが多いので、ゆっくり寝たり、ストレッチをしたり、ウォーキングをしたりと、身体の抵抗力を高めることから始めるとよいでしょう。
 

 
それぞれの考え方や生活習慣が高血圧の原因になっている時は、仕事にもその影響が出てしまいます。
血圧が安定し、血管に弾力性があり、血液の流れも良いという事は、仕事においても柔軟性があり、スムーズに仕事が進むという事に繋がっていくことでしょう。
 
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●プロフィール/ながしま・ひさえ
青森県八戸市生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師、健康運動指導士、睡眠健康指導士上級、西東京糖尿病療養指導士、健康・食育マスター(財団法人日本余暇文化振興会認定)、日本メンタルヘルス研究コース終了。多彩な資格をもったユニークな健康づくり専門家として、全国で運動や、食生活、心の在り方の改善を提唱する講演活動を行っている。趣味:武道、ピアノ
 
★オフィシャルサイト「ヒサエ・スタイル」 http://hisae-style.co.jp/
 
★ヒサエ健康塾のブログからお薬についての考え方も発信しております。こちらをご覧ください。http://hisaestyle.com

 

◆2016年4月号の記事より◆

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